ミネラルとは?
人間の身体は約60兆個もの細胞によって構成されています。細胞はタンパク質や脂質などの分子からできており、分子は元素からなっています。元素には炭素、水素、酸素、窒素などの有機物のほか、無機物のものがあります。
この無機物の元素をミネラルといい、人工的に作られたものを除いて、約100種類が確認されています。その中でも、特に生命維持活動に必要なものを「必須ミネラル」と呼びます。
ミネラルは五大栄養素のひとつに数えられています。栄養素として体内に入ったミネラルは、酵素と結び付いて、消化、吸収、エネルギー生産、排泄などを助け、また筋肉や神経のはたらきを活性化させます。胃腸や肝臓の機能を高めたり、血液の循環を促進する運動や入浴を定期的に行う事で、こうしたミネラルのはたらきをより効果 的にすることができます。 身体に必要な栄養素量は、健康時、病気時、妊娠時、発育時などによって変化します。また、カフェインやアルコール、ニコチンには栄養素を吸収させずに消耗するはたらきがありますから、注意しましょう。
ミネラルは体内で合成することができません。摂取量が足りないと欠乏症を起し、様々な病気の原因となります。食生活やサプリメントを有効に活用して、健康維持につとめたいものです。
ミネラルが身体に必要な理由
人間の生命活動は、炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素に支えられています。
炭水化物、タンパク質、脂質は、身体をつくる材料になったり、エネルギーとしてはたらきます。こうした化学反応の触媒としてはたらくのがタンパク質の一種である「酵素」です。酵素には構造が不安定なものもありますが、ビタミンやミネラルには、酵素を安定させ活動を助ける作用があります。体内では合成できない、ビタミン、ミネラルは生命維持活動には欠かせない栄養素なのです。
現代医学の問題点
病気やケガを治す処置を、手当といいます。
手当という言葉は、悪いところに手を当てるところからきているのですが、最近の医療機関は、手当『病気を治すこと』ではなくて、診断『検査する』ところになっています。しかも診断するのは機械です。病院に行くと、まずX線撮影、エコー、心電図、CT、MRIなど、機械を使った検査を受けさせられます。診断の結果を出すのも機械です。医者はただそれを読み取るだけになっています。医者が直接患者さんたちの脈を取り、聴診器を当てて触診して、薬を処方すると行った手当は、大きな病院に行けば行くほど、受けられなくなっています。
現代の医療は、血圧が高ければ血圧を下げる薬を飲ませます。頭が痛ければ痛みを抑える薬を処方します。しかし別の言い方をすれば、痛みは生体の免疫反応です。病気に対して抵抗する働きなのです。痛みをこらえるのは辛いことですが、体が本来持っている治癒反応なのです。無理にこれを抑制すると、かえって症状を悪化させてしまうのです。
現代の治療とは切り取ることだ、といわれることがあります。手術をして悪性の腫瘍を取り除くことで、一時的には健康を回復しても、腫瘍が出来た原因があきらかにされないかぎり、いつまた再発するかわかりません。生物は、自己治癒力をその遺伝子に持っています。自然界の動植物だけでなく、人間もその力によって、たとえ病気になってもそれを克服して、子孫を残してきたのです。ムダな遺伝子を持つことは、自己の存在を危うくする危険と隣り合わせですから、ガンの遺伝子も、糖尿病の遺伝子も、何らかの必要があって体内に組み込まれているはずなのです。ガンや糖尿病の遺伝子の存在が問題なのでなく、ミネラルが欠乏することで体内の微妙な代謝バランスが崩れて、ガんや糖尿病の遺伝子が思いもよらない時に活動をはじめて、病気になってしまうことが問題なのです。
ミネラルはすべての代謝に直結していますから、ミネラルの欠乏はただちに病気に直結します。
人体に多く含まれているミネラルは、水素、酸素、炭素、窒素、ナトリウム、カルシウム、リン、硫黄、カリウム、塩素、マグネシウムの十一種類です。
この十一種類で、全体の九九・九%を占めています。その中の、ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウムは金属元素です。これに塩素とリンを加えた六種を、常量ミネラルといいます。
残りの〇・六%が、クロム、マンガン、鉄、コバルト、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素などの微量元素と呼ばれていたもので、最近はこれに、バナジウム、フッ素、ケイ素、ニッケル、ヒ素、スズの六種を加えて、ほとんどの元素が必須微量元素と考えてもいいのではないかといわれるようになりました。
ミネラル不足を解消すれば病気は治る
何となく体がだるい、肩が凝る、頭が重いといった経験は、日常的に誰にでもあることでしょう。たいした病気でもないのに体調がすぐれない、医者に行くほどではないが、不快な日常症状がなかなか取れないといった『半病人』になっていないでしょうか。
私たちは、自然に調和し、自然をうまく利用することで文明を育ててきました。
しかしその過程で、近代の文明は、自然破壊という大きな過ちを犯しました。土壌を汚染して、空気や水を汚して、生体系のバランスを崩してしまったのです。そのツケが、食物を媒介にして、人体に及んでしまったのです。 |