ミネラルとは?

■ミネラルとは?

人間の身体は約60兆個の細胞によって構成されています。細胞は、たんぱく質や脂質などの分子からできており、分子は元素からなっています。元素には炭素、水素、酸素、窒素などの有機物のほか、無機物のものがあります。

この無機物の元素をミネラルといい、人工的に作られたものを除いて、約100種類が確認されています。その中でも、特に生命維持活動に必要なものを「必須ミネラル」と呼びます。

ミネラルは五大栄養素のひとつに数えられています。栄養素として体内に入ったミネラルは、酵素と結び付いて、消化、吸収、エネルギー生産、排泄などを助け、また筋肉や神経のはたらきを活性化させます。

ミネラルは体内で合成することができません。摂取量が足りないと欠乏症を起こし、様々な病気の原因となります。

■ミネラルが身体に必要な理由!

人間の生命活動は、炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素に支えられています。炭水化物、タンパク質、脂質は、身体をつくる材料になったり、エネルギーとしてはたらきます。こうした化学反応の触媒としてはたらくのが、タンパク質の一種である「酵素」です。酵素には構造が不安定なものもありますが、ビタミンやミネラルには、酵素を安定させ活動を助ける作用があります。

体内では合成できない、ビタミン、ミネラルは、生命維持活動には欠かせない栄養素なのです。

■生命現象のカギはミネラル!

私たちの人体を構成している元素のほとんどは酸素、炭素、水素、窒素、この4つで全体の96%を占めています。

残りの4%の元素のうち、9割を占めるのがナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、硫黄、塩素といったミネラル群です。これらを総称して多量元素と呼びます。残りの1割はぐんと量の少ない、しかし大事な働きをしている微量元素です。

カルシウムやリンを除く必須ミネラルはどれもきわめて微量ですが、生体内で非常に重要な役割を果たしています。ミネラルは体内で合成することができないので、外から摂取しなくてはなりません。この必須ミネラルが欠けるとミネラル欠乏症になり、さまざまな病気を誘発します。また、最悪の場合は生命にかかわることもあります。身体にとっては決して欠くことのできない栄養素です。

■ミネラルのはたらきとは?

人間の身体におけるミネラルの役割は、約4%と少なく、カルシウムやリンを除く必須ミネラルはどれもきわめて微量です。しかし、身体にとっては決して欠くことのできない栄養素です。

  1. ミネラルは酵素を活性化させます。
    生命活動に必要な科学反応を「代謝」といいます。この代謝を円滑にすすめるタンパク質が「酵素」です。ミネラルには、酵素を活性化させる力があります。

  2. ミネラルはビタミンを活性化させます。
    各種のビタミンとミネラルを一緒にとると効果を発揮します。しかし、バランスが必要です。

  3. ミネラルはクラスターを細かくします。
    ミネラルには水分のクラスターを細かくするはたらきがあります。これによって血液が、酵素や栄養素を運びやすくなります。

  4. ミネラルは神経のはたらきを助けます。
    ミネラルには、神経の伝達を促す作用があり、また神経を安定させる効果もあります。

  5. ミネラルはホルモンに良い影響をあたえます。
    ミネラルには、各種ホルモンの製造を助け、またそれらの作用を促進させる効果があります。

  6. ミネラルには抗酸化作用があります。
    ミネラルには抗酸化作用があり、免疫作用を高める効果があります。

  7. ミネラルは体液の原料になります。
    ヘモグロビンなどの各種体液は、ミネラルが原料となってつくられています。

■日本の土壌はミネラルが少ない!

通常ミネラルは土壌から植物に吸収され、その植物を食べた家畜や、野菜をじかに食べることで人間の身体に補給されます。

日本の国土は酸性の火山性土壌が多いので、もともと野菜に含まれるミネラル量も低めです。

さらに戦後の日本では、科学肥料の普及や各種の農薬のため土壌の性質が次第に変わり、それに伴ってミネラルも失われ、その結果、とれる野菜に含まれるミネラルの量がずっと少なくなっております。

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